ホーガン・ロヴェルズ、世界最大規模の石炭燃焼排ガスからのCO2回収および同CO2を利用する原油増進回収プロジェクトでJX日鉱日石開発に助言

2014年7月28日 (テキサス州ヒューストン/東京) ― ホーガン・ロヴェルズのデンバー、ヒューストン、ワシントンD.C.および東京事務所からなるクロスボーダーチームが、JX日鉱日石開発株式会社(「JX開発」)の100%子会社であるJX Nippon Oil Exploration (U.S.A.) Limited が出資するJX Nippon Oil Exploration (EOR) Limited1 とNRG Energy, Inc.(「NRG」)の100%子会社であるPetra Nova Holdings LLCの50:50合弁会社であるPetra Nova Parish Holdings LLC(「プロジェクト会社」)の設立に関し、JX開発にアドバイスを提供しました。

プロジェクト会社は、米国テキサス州のW. A. パリッシュ石炭火力発電所(NRGが保有する米国最大規模の石炭火力発電所。ヒューストンの南西部所在)に、燃焼排ガスからCO2を回収する世界最大規模のプラント(「CO2回収プラント」)を建設し、回収したCO2をテキサス州のウェスト・ランチ油田(同発電所の南西約130kmに所在)の地下に圧入することで、原油の増産を図ります。 同時に、このスキームを通じて、これまで同石炭火力発電所から大気中に放出されていたCO2を、年間約160万トン削減することができます。

本件は、石炭火力発電所から大気中へ排出する温暖化ガス(CO2)の低減と、油田における原油生産量の飛躍的な増加を同時に実現できる画期的なプロジェクトであり、CO2の圧入により石油の増産を目指す取り組みの中でも、石炭火力発電所から排出されるガスを活用して商業化に導いた案件という点で、先進的なものといえます。

2016年第4四半期からCO2回収プラントの商業運転およびウェスト・ランチ油田へのCO2の圧入を開始する予定です。

本プロジェクトの必要資金については、クリーン・コール・パワー・イニシャチブ・プログラム2のもと、米国エネルギー省から補助金(167百万米ドル)が得られるほか、株式会社国際協力銀行および株式会社みずほ銀行との間で、プロジェクト・ファイナンス方式での融資に合意しており、総額では約10億米ドルの投資規模を見込んでおります。なお、みずほ銀行の融資に対しては、独立行政法人日本貿易保険による保険が付保されます。

本プロジェクトは、ホーガン・ロヴェルズのデンバー事務所の環境部門パートナーのJennifer Biever、ヒューストン事務所のエネルギー部門パートナーのDavid Locascio、ワシントンD.C.事務所のエネルギー部門パートナーのMary Anne Sullivan、そして東京事務所のエネルギー関連の案件に携わるシニアアソシエイトのLuke Edneyが率いるチームが担当し、様々な取引、建設・プロジェクトファイナンス関連書類、契約・環境・規制に係るデューデリジェンスや分析、米エネルギー省の要件の確認、CFIUS(米外国投資委員会)の要件の遵守など、様々な面においてJX開発に法律上のサポートを提供しました。

本プロジェクトの内容については、JX開発のプレス・リリースもご覧下さい。

1 JX 開発が100%出資するJX Nippon Oil Exploration (U.S.A.) Limitedの100%子会社
2 米国における環境調和的な石炭利用技術の促進政策

ホーガン・ロヴェルズについて

ホーガン・ロヴェルズは、世界中のクライアントにビジネス上の見地から質の高いリーガルアドバイスを提供している国際法律事務所です。

「ホーガン・ロヴェルズ」または「当事務所」という語は、ホーガン・ロヴェルズ・インターナショナルLLP、ホーガン・ロヴェルズUS LLPおよびそれらの系列事務所により構成される国際的な法律事務所を意味するものです。


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